防犯性能を高めた鍵に交換しよう

美和ロック社のディスクシリンダー錠は、過去にピッキングによる不正解錠のターゲットとなった錠前で、あまりにもピッキング犯罪が横行したために2000年頃にはテレビのニュースでも連日取り上げられました。現在製造中止になってはいるものの、未だに使用しているお家が多いのだそうです。また、ディスクシリンダー錠程でもないのですが、ピンシリンダー錠においてもGOLEやユーシン・ショウワ社の片方だけギザギザが入っている鍵も一部の商品に関してはピッキング性能が低いようなのですが、この錠前は今もなお製造されているようですね。

ちなみに、現在の主力ともなっている錠前は、ピンシリンダー錠やロータリーシリンダー錠なのですが、美和ロック社のロータリーシリンダー錠でもあるU9というシリンダー錠は、マイナスドライバーを鍵穴に差し込んで鍵穴を壊してしまう方法で解錠されてしまうリスクが高いとも一部ではささやかれています。そうしたことから現在では徐々にピッキングに強いとされるディンプルシリンダー錠に移行しつつあります。ただし、こうした錠前に関しても、機械的に精密化して複雑になり過ぎてしまったためにチリやホコリには弱いという面もあるようですね。

ところで現在市販されている錠前の中では、防犯性能が極めて高いため著名人や芸能人にも利用者が多いというのが、エイ・エス・アイ社のロイヤル・ガーディアンEXという名称の錠前です。錠前の価格は3万円弱と若干高価な部類にはなるのですが、耐ピッキング性能などセキュリティーレベルは5つ星というかなり高い評価を受けているようなのです。この錠前の大きな特徴は、多少説明が専門的にはなってしまうのですが、ダブルピン機構と世界初のデッドロック式の特殊ピン機構という2つのシリンダー構造を採用しており、この複雑な構造によりピッキングは勿論のことバンピングという新たな侵入方法にも対抗可能なのだそうです。

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